〜コンセプトメイキング実践編②〜
⑤クラウドワークスでアンケートを取る。
さっき拾ってきたコンセプトのタネをどうするのか。
準備編でもお伝えしましたが、市場の声を聞く事がコンセプトを作る事に繋がります。
早速、さっき拾ってきたタネを使って、市場の声を聞いてみましょう。 聞く場所はこちらです。
https://crowdworks.jp/static/lp/research/
これは、自社の商品に対してのアンケートをオンライン上で集められるサイトです。
冷静に考えてみてください。これはすごい事なんですよ。
あなたも街中で見かけた事がある街頭アンケートが、オンラインで依頼するだけでバババッと集まってしまいます。
しかもですよ。1回答につき、20円で集まります。
10円でも集まると思いますので、是非やってください。
アンケートの設問も用意しておきますね。これをそのまま使ってもらって大丈夫です。
- あなたの性別を教えてください
- あなたの年齢を教えてください
- ご結婚はされていますか?
- あなたの職業を教えてください
- あなたの世帯年収を教えてください。
- この商品のどこが一番良いと思いますか?
→ここにコンセプトのタネを並べる。 - この商品を欲しいと思いますか?
- 7の回答理由を教えてください。
- あなたが感じたこの商品の魅力を教えてください。
- あなたが感じたこの商品に対する疑問や知りたいことを教えてください。
このアンケートを一気に取るんじゃなくて、
年齢別と性別を4つのグループに分けて取りに行きます。
40代未満の男性
40代以上の男性
40代未満の女性
40代以上の女性
合計4回を、各100サンプルずつ計400サンプル集めてください。
アンケートの有意な数字は400と言われている為です。
サンプル数を増やせば、アンケートの精度も当然高まります。400サンプルを集めると、標本誤差 を5%未満に留められるとされています。
そして、統計学上、標本誤差5%以下が有意水準(※)とされています。
これが、400サンプルが必要であるとする説の主な根拠です。
※その事象の発生する確率が偶然とは考えにくい、すなわち有意であると判断する基準となる確率のこと。
経営戦略や事業計画に関わる重要な経営判断での活用を念頭に置いている場合には、統計学 上の有意水準を満たすことのできる400サンプルを最低基準としてアンケートを実施するのが良いでしょう。
※引用元
https://www.cuenote.jp/library/marketing/enq-utilization5.html
年齢と性別を分ける理由は、満遍なくサンプルを獲得する為です。
クラウドワークスに登録をしている人は、40代以下が多いので。
⑥Yahoo!知恵袋の活用
https://chiebukuro.yahoo.co.jp/category?fr=common-navi
準備編にも出てきました「Yahoo!知恵袋」の活用方法を説明していきますね。
Yahoo!知恵袋はご存知でしょうか?
疑問に思っていることを質問したり、知っている事柄についての質問に回答することで、参加している方がお互いに知恵や知識を教えあい、分かち合えるサービス。とあります。
「おいしいラーメン屋さんを教えてください!」というような気楽な質問もあれば、「子供が不登校で本当に困っています。どうすれば?」というような深刻な相談まで様々な内容が投稿されており、それに対する回答がされております。
たくさんの人が何らかの問題(不)を解決したいと願って投稿しているため、世の中の悩みが詰まっているサイトになっています。
例えば、「仕事」と検索すると、
仕事辞めたい、仕事行きたくない、仕事向いていない、などサジェストされたワードが出てきます。
いかに仕事で悩んでいる人が多いのかという推測が成り立ちます。
次は、「眠い」と検索してみました 。
そうすると、「眠いのに眠れない」、「眠いときの対処法」と出てきます。
こういった悩みを抱えている人が多いことがわかります。
もし、あなたが安眠できそうな商品を持っていた場合、
「眠いのに眠れない」とはどういった苦しみなのか、どういう人に多いのか。など、悩みを深く知る ことで、よりターゲットに刺さるコンセプトを作ることができるようになります。
⑦関連書籍を読む
該当商品やその業界に関する書籍や雑誌を読むようにしましょう。
書籍には、具体的に「不」が提示されており、その解決方法を体系的に書いてあるものが多いです。
また、一次情報には実際の体験者の声や、最新のデータが掲載されています。
タイトルや目次を参考に、何を知れる書籍なのかを理解し、チェックしていきましょう。
どのような悩みがあるのか、実際の体験者の生活を知ることができます。
専門用語や繰り返されるキーワードを把握していくことで、その業界のことをより詳しく知るようになります。
解決方法も体系的に記されているので、自分の商品のどの機能で解決されるのかを意識して読むことがオススメです。
オートキャンプ白書2022の情報です。
https://www.autocamp.or.jp/post-14578/
販売する時期も、このような具体的な情報もとても参考になります。
雑誌は、特集のタイトル・専門用語・文字フォント・使われている色などを参考にすることができます。
上記のように表紙だけでも、タイトルの付け方、よく使われている色、文字フォントを参考にすることができます。
この雑誌では、ウッドストーブを楽しむという特集が組まれていますね。
もし、あなたがウッドストーブを扱うなら、必ず参考になる部分があります。
⑧LPを作る前に、リード獲得広告を回す。
②の設問6で回答が多かった5つと、9や10の自由記述で多かった意見を拾ってきて、 新たにコンセプト案を5個加えた10個を用意してください。
10個用意出来なければ、最低でも5つは欲しい所です。
最後に、この工程でコンセプトを最終決定します。今、あなたの手元にあるコンセプトを、FBの リード獲得広告にかけてください。ティザーLPを作る前にです。
これで一番反応が良いものを、あなたの商品のコンセプトとしてもらえれば、 市場の声をしっかりと反映させたコンセプトメイキングの完成です。
1点だけ注意しておきます。
FB広告のテストをする時は、デザインはほとんど変えないでくださ い。コンセプト案を市場に投げかけて、それを元にコンセプトを決めようとしてるので。
5つのコンセプトを、全部違うデザインの広告を作って回したら、コンセプトがハマってるのかデザインがハマってるのか分からなくなるので。
■リード獲得広告作成手順
→https://drive.google.com/file/d/1slPc2UeHFi2Nuh92yB1bRDzxu0q4ENKU/view?usp=drive_link